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用語集

製品に関する主な用語

用語 説明
細菌、酵母、真菌の総称。一般的にはきのこと同義として、又は細菌として多く使用されています。
細菌 原核生物の単細胞生物。通常0.2~10μm程度の大きさであり、球状、桿状、線状の形状のものが多く存在しています。
グラム陽性菌 細菌はグラム染色によって大きく2種類に大別されます。
染色によって紫に染まるものをグラム陽性菌といいます。
この染色性の違いは細胞壁の構造の違いによります。
例外もあるが一般的にグラム陽性菌は、毒性・薬剤耐性が弱いと言われております。

【代表的なグラム陽性細菌】
Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)
Bucillus subtilis(枯草菌)
グラム陰性菌 細菌はグラム染色によって大きく2種類に大別されます。
染色によって紫色に染まらず赤く見える物をグラム陰性菌といいます。
この染色性の違いは細胞壁の構造の違いによります。
例外もあるが一般的にグラム陰性菌は、毒性・薬剤耐性が強いと言われております。

【代表的なグラム陰性細菌】
Escherichia coli(大腸菌)
Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)
Klebsiella pneumoniae(肺炎桿菌)
カビ 真菌のうち糸状菌一般名称。大きさはさまざまであるが通常2~100μm程度であり、菌糸が糸状に連なることから糸状菌と呼ばれております。
Aspergillus niger 和名をクロコウジカビと言い、最も代表的なかびの一つであることから多くのカビ評価試験に使用されております。酒の醸造に用いられることでも知られるが、植物病原性を示すものも存在します。
Penicillium citrinum 和名をアオカビと言い、Penicillium属の一種。代表的なかびの一つであり、多くのかび評価試験に使用されております。この仲間には抗生物質ペニシリンを生産するものがいることで知られています。
Chaetomium globosum 和名をケタマカビと言い、子嚢菌類の一種。代表的なかびの一つであり、各種のかび評価試験に使用されております。セルロース分解性の強いかびとして知られています。
Myrothecium verrucaria 不完全菌類。JISのかび抵抗性試験(JIS Z-2911)に使用されるかびの一つです。
Trichophyton mentagrophytes 一般的には白癬菌として知られるかびの一種。毛瘡菌。水虫の原因真菌の一つです。
ウィルス DNA又はRNA染色体を持つ感染細胞内でのみ増殖する感染性核酸構造物で、遺伝子が蛋白質だけからなる殻に内包された構成とさらにエンベロープと呼ばれる脂質に被われた構造のものがあります。大きさは数十~数百nmであり、形状は様々で球形、正二十面体、管状、又は月面着陸船のようなものまであります。
SEKマーク (一般社団法人)繊維評価技術協議会が定める繊維製品の機能性加工の認証マーク。SEKは「S:清潔」「E:衛生」「K:快適」の頭文字から取られています。
(SEKマーク)赤ラベル (一般社団法人)繊維評価技術協議会が定める特定制菌加工の認証基準を満たしていることを示すラベルであり、そのラベルが赤いことに由来しています。
特定制菌加工 繊維上の細菌の増殖を抑制する加工のうち(一般社団法人)繊維評価技術協議会が定める特定用途(医療機関や介護施設等)の認証基準を満たした加工の事を言います。
対象細菌は、黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)となります。
(SEKマーク)橙ラベル (一般社団法人)繊維評価技術協議会が定める一般制菌加工の認証基準を満たしていることを示すラベルであり、そのラベルが橙であることに由来しています。
一般制菌加工 繊維上の細菌の増殖を抑制する加工のうち(一般社団法人)繊維評価技術協議会が定める一般用途(一般家庭等広い範囲)の認証基準を満たした加工の事をいいます。
対象細菌は、黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌となります。
(SEKマーク)青ラベル (一般社団法人)繊維評価技術協議会が定める抗菌防臭加工の認証基準を満たしていることを示すラベルであり、そのラベルが青いことに由来しています。
抗菌防臭加工 繊維上の細菌の増殖を抑制し、防臭効果を示す加工のうち(一般社団法人)繊維評価技術協議会が定める認証基準を満たした加工の事を言います。
対象細菌は、黄色ブドウ球菌となります。
MIC 最小生育阻止濃度(Minimam Inhibitory Concentration)。微生物の生育を阻害する薬剤の最小濃度の事をいいます。
菌数測定法 菌数を測定する方法でありJISや日本薬局方等で各種試験方法が定められております。
菌液吸収法 JIS L1902に規定されている繊維製品の抗菌試験方法。抗菌性加工繊維に一定量の菌液を接種し、一定時間後の菌の増減を測定する方法。
ハロー法 抗菌又は抗カビ加工された製品を細菌や真菌が接種された平板寒天培地上に設置し培養後、平板培地上のその生物の増殖が阻害されているエリアを測定する方法。
ATP法 ATP(アデノシン三リン酸)の量を発光酵素(ルシフェラーゼ)により測定する方法。
医薬品 医薬品とは薬事法 第2条第1項で以下のように定められています。

「この法律で「医薬品」とは、次に掲げる物をいう。
  • 日本薬局方に収められている物
  • 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であって、機械器具、歯科材料、医療用品及び衛生用品(以下「機械器具等」という。)でないもの(医薬部外品を除く。)
  • 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であって、機械器具等でないもの(医薬部外品及び化粧品を除く。)」
大きく、医療用医薬品と一般用医薬品に分類され、医療用医薬品は通常医師の処方箋が必要な医薬品、一般用医薬品は薬局等で薬剤師もしくは登録販売者の管理指導の下、販売される医薬品のことを言います。
日本薬局方 「局方」「日局」等と呼ばれます。以下、厚生労働省HPより抜粋。

日本薬局方は、薬事法第41条により、医薬品の性状及び品質の適正を図るため、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて定めた医薬品の規格基準書です。日本薬局方の構成は通則、生薬総則、製剤総則、一般試験法及び医薬品各条からなり、収載医薬品については我が国で繁用されている医薬品が中心となっています。
動物用医薬品 動物用医薬品とは医薬品のうち、専ら動物用に使用されることが目的とされている医薬品のことを言います。
通常の医薬品は厚生労働大臣によって承認されますが、動物用医薬品は農林水産大臣によって承認されます。
コンパニオンアニマルや家畜を病気や寄生虫から守ることを目的としており、大阪化成の「動物用タナベゾール」は畜舎や鶏舎の殺菌・消毒・殺虫を目的とした、動物用医薬品になります。
医薬部外品 医薬部外品とは薬事法 第2条2項で以下のように定められています。

「この法律で「医薬部外品」とは、次に掲げる物であって人体に対する作用が緩和なものをいう。
  • 次のイからハまでに掲げる目的のために使用される物(これらの使用目的のほかに、併せて前項第2号又は第3号に規定する目的のために使用される物を除く。)であって機械器具等でないもの
    • イ 吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止
    • ロ あせも、ただれ等の防止
    • ハ 脱毛の防止、育毛又は除毛
  • 人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物の防除の目的のために使用される物(この使用目的のほかに、併せて前項第2号又は第3号に規定する目的のために使用される物を除く。)であって機械器具等でないもの
  • 前項第2号又は第3号に規定する目的のために使用される物(前2号に掲げる物を除く。)のうち、厚生労働大臣が指定するもの」
簡単に言うと、医薬品と化粧品の中間的なカテゴリーで人体に対する作用が緩和なもので、機械でないものを指します。
薬用ハンドソープや虫除け、制汗剤等が該当します。
医薬品とは異なり、普通の小売店(スーパーマーケットやコンビニ等)でも販売することができます。
外原規 外原規とは医薬部外品原料規格の略で医薬部外品に使用される原料の規格や試験方法を定めたものです。
イソプロピルメチルフェノールは外原規に収載され、大阪化成でも外原規に準拠し管理されています。
ダニ ダニとは蜘蛛に近い仲間でクモ鋼ダニ目に分類される動物の総称です。昆虫とは異なり、頭・胸・腹の区別がなく、脚の数も昆虫が6本に対し、ダニは8本です(いずれも例外はあります)。
大きさは、マダニのように1センチ以上(吸血時)になるものから、0.1ミリ程度のものまで様々です。
英語ではマダニ類をTick(ティック)、その他の小さなダニをMite(マイト)と呼び、大阪化成の防ダニ剤マルカマイトはダニの英語の呼び方に由来しています。
チリダニ チリダニとはダニの仲間の中で、無気門亜目チリダニ科(Pyroglyphidae)に属するグループです。チリダニの中でも特にヒョウヒダニ属のヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)とコナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)は室内で最もよく見かけるダニで、主要なアレルゲンとして知られています。
チリダニ類は体長0.3ミリ~0.4ミリ程度の小さなダニで、ほぼ1年中見られます。温度20~30℃、湿度60~80%の高温多湿な環境で繁殖しやすく、夏場が最もよく繁殖する時期になります。
チリダニの餌は人のフケやアカ、食べこぼし等の有機物です。そのため、人が生活しているところにはチリダニ類が増えやすくなります。
チリダニの被害はアレルギーの原因となることです。特にチリダニの死骸や糞、脱皮殻を摂取するとアトピー性皮膚炎やぜんそく等の症状が出ることがあります。チリダニ類は刺したり、血を吸ったりすることはありません。
ツメダニ ツメダニとはダニの仲間の中で前気門亜目ツメダニ科(Cheyletidae)に属するグループです。室内からはミナミツメダニ(Chelacaropsis moorei)やホソツメダニ(Cheyletus eruditus)等がよく検出されます。
ツメダニ類はチリダニ類やコナダニ類等の他のダニやチャタテムシ等の微小な昆虫類を捕食します。体長は0.4ミリ~1ミリ程度でチリダニに比べるとやや大きい種類になります。
ツメダニの被害は刺咬による痒みや皮膚炎で、人を刺した際に注入される物質によりアレルギー反応を引き起こします。ツメダニ刺咬被害はアレルギー反応があらわれるのが遅く、数時間から数日後に発現するため、症状が現れた場所と刺咬場所が異なっていることがよくあります。
衣料害虫 衣料害虫とは(繊維害虫とも言います)、その名の通り、衣料等繊維を食べる虫のことで、ガの仲間のイガ(衣蛾)や甲虫の仲間のカツオブシムシ(鰹節虫)等がいます。これらの幼虫は、主に毛織物や絹織物等の動物性の繊維食害します。
カツオブシムシ類は、動物性繊維の他に化学繊維や綿等も食害することが知られています。
繊維害虫の被害を防ぐために、蒸散性の樟脳やパラジクロロベンゼン、ピレスロイド系殺虫剤のエムペントリン等が用いられます。
その他、防虫衣装カバー等も市販されており、マルカタキノンEY-PP等が用いられています。
イガ類 イガ類で衣料害虫として有名な種にはイガ(Tinea translucens)とコイガ(Tineola bisselliella)がおり、鱗翅目、ヒロズコガ科(Tineidae)に属します。
いずれも繊維で筒状の巣をつくり、中に潜んでいます。1年で数回発生します。
カツオブシムシ類 カツオブシムシ類で衣料害虫として有名な種にはヒメカツオブシムシ(Attagenus japonicus)とヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)がおり、甲虫目、カツオブシムシ科(Dermestidae)に属します。
幼虫は繊維をはじめ、動物性の鰹節等の乾燥食品を食害します。
1年に1回発生します。ヒメマルカツオブシムシの成虫は訪花性を持ち、白い花や黄色い花を好みます。
アレルゲン アレルゲンとはアレルギー症状の原因となる物質のことで、具体的にはスギの花粉やチリダニ、食物アレルギーであるタマゴ、カニ、そば等抗原となる物質を含んだもので表現されることが多い。
正確にはスギ花粉であれば「Cry j 1」がアレルゲン物質名となる。
チリダニアレルゲンとしてはヤケヒョウヒダニアレルゲン物質が「Der p 1 / Der p 2」、コナヒョウヒダニアレルゲン物質が「Der f 1 / Der f 2」となります。
インテリアファブッリクス
性能評価協議会
インテリアファブリクス性能評価協議会HPより抜粋

「インテリアファブリックス性能評価協議会」では、カーペット、カーテン、寝具・寝装品等のインテリアファブリックスの品質向上と表示の適正化を図るために「インテリアファブリックス性能自主基準」を定め、認定制度を実施しています。
~中略~
「インテリアファブリックス性能評価協議会」は、(社)日本インテリアファブリックス協会、全日本寝具寝装品協会、日本カーペット工業組合、日本紡績協会、日本化学繊維協会のインテリアファブリックスに関わる5団体から構成され、それぞれの団体の会員企業が認定制度の対象となります。各自主基準に関しては「防ダニ加工製品部会」と「VOC部会」を設けています。
URL:http://www.interior-seino.gr.jp/
忌避 大阪化成で製造・販売しているマルカマイトシリーズは防ダニ剤もしくはダニ忌避剤です。
忌避とは嫌がって避けることで、ダニや昆虫を寄せ付けないという意味で使われています。
ダニの忌避試験はインテリアファブリクス性能評価協議会でその方法や基準値等が決められており、技術を認められた検査機関でしか認定用の試験を実施することができません。大阪化成は認定検査機関として評価を実施することができます。
また、協議会で定められた忌避試験方法は「JIS L 1920繊維製品の防ダニ性試験方法」として標準化されています。
増殖抑制 大阪化成の樹脂練り込み用防ダニ剤マルカマイトES-PPはダニの増殖抑制効果を有しています。
増殖抑制とはその名の通り、ダニの増殖を抑制する効果のことです。
ダニの忌避試験と同様に増殖抑制試験もインテリアファブリクス性能評価協議会で試験方法が定められ、「JIS L 1920繊維製品の防ダニ性試験方法」として標準化されています。
基布 基布とは一次基布ともいい、タフトカーペット(タフテッド・カーペット)のパイル糸(毛の部分)を植え込みます。
現在多くみられる一次基布はポリプロピレン(PP)製のフラットヤーンかポリエステル(PET)製の不織布になります。
大阪化成の樹脂練り込み用防ダニ剤も一次基布に使用されています。
ラテックス ラテックスとはラテックスゴムでできた接着剤のことで、タフトカーペットを生産する時に使用します。
タフトカーペットでは一次基布にパイルを植え込みますが、そのままではパイルが抜けてしまうので、ラテックスを用いて接着します。
大阪化成のマルカマイトシリーズはラテックス部分にも使用されています。

加工方法に関する用語

用語 説明
浸染加工 繊維の染色方法は、捺染と浸染に大別され、浸染加工方法は繊維を染料の入った液に浸して染める方法です。
吸尽加工 繊維の染色方法である浸染法の一種であり、水に繊維と染料及び助剤等を加え繊維種毎に適した温度・時間を保つことで繊維内部に染料を拡散させて染める方法です。
PAD,DRY,CURE 繊維に加工剤や染料を固着させる各工程の名称のことです。

PAD(処理液中に繊維を通過させ、絞る工程)
DRY(乾燥工程)
CURE(架橋工程)
ベーキング加工 熱処理により合成繊維に加工剤を固着させる加工方法です。
サーモゾル加工 高熱処理により主にポリエステル等の繊維に加工剤等を固着させる加工方法です。
チーズ染色 糸の染色方法で、糸をボビン(多数の穴の開いた筒)に巻き付け、特定の温度で穴から染液を循環させることにより染色させる方法です。
絞り率 水分を含んだ繊維を絞った後の、繊維に対する水分の残存量を表します。
% owf 「% on weight of fiber」の略で、繊維重量当たりの染料又は加工剤濃度を示します。(または重量%とも呼びます。)
% ows 「% on weight of solution」の略で、加工液中の染料又は加工剤濃度を示します。
還元洗浄(RC) 「Reduction Cleaninng」の略で、染色工程において合成繊維表面に付着した染料等を還元剤及び洗剤等を用いて分解除去することです。
浴比 浸染加工時の繊維と処理液(染料や加工剤の入った液)の比率を表します。

その他の用語

用語 説明
FDA アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)の略で、日本の厚生労働省にあたるアメリカ「保健・福祉省」(DHHS:Department of Health and Human Services)に属しています。
食品・薬品を中心に化粧品や医療機器、動物薬、玩具、タバコ等、消費者が接する機会の多い製品の認可や違反取締をおこなっています。
EPA アメリカ環境保護庁(Environmental Protection Agency)の略で、日本における環境省にあたる機関で1970年に、人の健康及び大気、水質、土壌等に関する環境の保護を目的として設立されました。アメリカでは抗菌剤や殺虫剤は家庭用、農業・工業用の別に関わらず、EPAが所管する殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法(FIFRA:Federal Insecticide, Fungicide, and Rodenticide Act)によって規制され、登録が必要になります。
BPR 欧州バイオサイド製品規則(Biocidal Products Regulation)の略で、欧州化学品庁が管轄しており欧州における殺生物活性物質、製品及び殺生物性製品の総合的な承認・認可を規制しています。
殺生物活性物質 殺菌剤、殺虫剤、殺鼠剤、消毒剤、保存剤等に含まれる有害な細菌、生物に対して作用を有する物質のことです。
カチオン 正の電荷をもつ原子又は原子団(陽イオン)のことです。
アニオン 負の電荷をもつ原子又は原子団(陰イオン)のことです。
ノニオン 電荷を持たない原子又は原子団のことです。
バインダー 物と物とを接着する物質。繊維加工におけるバインダーとは、加工剤を繊維に固着せるための樹脂剤のことを示します。
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