大阪化成のイノベーション
当社の生活環境製品群は、抗菌剤を中心として、医薬品・医薬部外品・化粧品、繊維製品、雑貨品などの幅広い用途にご使用いただいています。
当社では鋭意研究を進め、これまでに認められて来なかった新しい機能を次々と見い出しています。
ここでは、その詳細を紹介し、新しい価値の創造することで社会に貢献したいと考えています。
<紹介情報>
主力製品であるイソプロピルメチルフェノールの新機能
イソプロピルメチルフェノールは、紫蘇など唇形科植物の抽出成分であるチモールの異性体として知られ、その優れた抗菌性や安全性、更に炭素・水素・酸素しか含まない構造が認められて、医薬品・医薬部外品・化粧品等の抗菌・殺菌剤として長年ご使用いただいております。
当社で更なる研究を進める中で、イソプロピルメチルフェノールに抗ウイルス性、バイオフィルム形成阻害性、ダニ避効果などの新しい機能が見つかり、更に使用用途が拡大が見込まれます。
アレルゲン不活化剤のご紹介
繊維、雑貨用途で長年使用いただいている当社製品に新しくアレルゲン不活化効果が認められました。
従来の抗菌・抗ウイルス効果に加えて、アレルゲン不活化剤としてもご利用いただけるようになりました。
抗バイオフィルム剤のご紹介
バイオフィルムとは、微生物が自ら生産する多糖類やたんぱく質等で覆われた微生物の集合体です。例えば、口腔内にある歯垢(プラーク)、台所や洗面所のヌメリ、更に近年いくら洗濯しても取れないタオルや衣類のニオイ(ゾンビ臭)やくすみの原因とされています。
当社は、医薬部外品・化粧品、繊維製品、雑貨品など各種用途向けに取り揃えた抗菌剤のバイオフィルム形成阻害効果をご紹介します。
衣類等の嫌なニオイ対策剤のご紹介
日々使用する衣類やタオルの嫌なニオイは、微生物が原因です。
衣類やタオルの汗臭の原因菌としては黄色ブドウ球菌が知られており、近年ではマイクロコッカス菌も汗臭の原因菌として注目を集めています。また「生乾き臭」(部屋干し臭)と呼ばれる雑巾様臭のニオイ成分の原因菌としれモラクセラ菌が知られています。
これらは、本来皮膚常在菌であり、繊維上で皮脂や汗などを栄養源として増殖する際にニオイ成分を発生します。
消臭剤のご紹介
当社は、従来洗濯耐久性の付与が困難とされてきた繊維用消臭加工に対して、洗濯耐久性の高い消臭技術を開発しました。(特許出願中)
安全性が高く、消臭性・洗濯耐久性に優れた当社の消臭剤をご紹介します。